2018.10.19

日本の女子高生が起こしたサプライズ。
ユース五輪フットサルで銀メダル

  • 三村高之●文・写真 text&photo by Mimura Takayuki

 アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されていたユース五輪が18日に閉幕した。15歳から18歳までのアスリート91名が参加した日本選手団は、金16個、銀14個、銅14個のメダルラッシュ。なかでも、大会公式サイトやFIFA公式サイトで「サプライズ」と紹介され、世界中にその活躍が知れ渡ったのは女子フットサル代表だった。

ユース五輪で銀メダルを獲得した女子フットサルU-18代表 11人制サッカーの代わりにフットサルが採用された今大会には、10カ国の代表が参加。アジアではこの年代の選手権が行なわれていないので、今年のアジア選手権でA代表が2位となったことにより、日本は出場権を獲得した。今回のU-18代表はユース五輪のために編成されたもので、チームとしての練習はわずか2日間だったという。

 10カ国を5カ国ずつ2グループに分けてリーグ戦を行ない、各グループの上位2カ国が準決勝に進出した。国際大会はもちろん、国際試合の経験すらない選手が多い日本の初戦の相手はカメルーン。体格とフィジカルで上回るカメルーンは、細かいパスより個人での突破を多用する、フットサルでは異色のスタイルだった。立ち上がりはこれにとまどい劣勢に立たされた日本だが、やがてペースを取り戻して6-2で白星発進を飾った。

 第2戦はチリを4-1で破り、第3戦はドミニカに6-2と3連勝。そして最終戦の相手はグループ最強のポルトガル。やはり3連勝しているポルトガルだが、その内容は日本を大きく上回り、チリに15-1、ドミニカに14-1、カメルーンに6-0と桁外れの破壊力と堅守を見せつけた。

 女子フットサルのW杯では、ブラジルが6連覇を飾っているが、その決勝の相手はポルトガルが3回、スペインが2回、ロシア1回。今大会は男女両方のチームの参加が認められておらず、男子チームを送ったブラジルは出場していない。となると、優勝はポルトガルとスペインの争いになると見られていた。