2018.04.27

サンフレッチェの「ロケットスタート」は
春の椿事なのか、それとも…

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 J1第10節、首位を走るサンフレッチェ広島が、2位で追走するFC東京に1-3で敗れた。

 広島は、10試合目にして今季リーグ戦初黒星。開幕戦から3連勝のあと、1分けを挟んで5連勝と、前節まで8勝1分けの”スーパーロケットスタート”を決めたが、ついに連続無敗試合がストップした。

 それでも、2位のFC東京との勝ち点差は6。まだ10節しか終わっていないのに、これだけの勝ち点差があるのだから、広島がどれほど驚異的なペースで勝ち点を積み上げてきたかがよくわかる。まるでバルセロナか、マンチェスター・シティ、あるいはバイエルン・ミュンヘンのようである。

第10節のFC東京戦で、今季初の黒星を喫したサンフレッチェ広島

 とはいえ、かのヨーロッパの強豪クラブさながら、広島が圧倒的な強さで相手をねじ伏せてきたわけではない。それどころか、常に危うさと背中合わせの戦いぶりは、これほどの好成績が不思議なほどだった。

 おそらく、ピッチに立っている選手もそれをよく理解していたはずだ。自分たちの力を過信するどころか、むしろ半信半疑で戦っていたのではないだろうか。