長崎J1の陰で、横浜FCは
昇格チャンス消滅。50歳カズの胸中は?
11月11日、J2リーグ第41節が各地で行なわれた。最終節を残し、高木琢也監督が率いるV・ファーレン長崎はカマタマーレ讃岐を3-1で下して2位を確保。 湘南ベルマーレに続いてJ1昇格を決めていた。
2006年、その高木監督のもと、横浜FCは城彰二、三浦知良のツートップでJ2優勝してJ1昇格を果たしている。しかし翌年、あえなく降格。以来、J2での戦いが続いている。
翌12日、8位の横浜FCは今季昇格の望みをつなげるため、本拠地であるニッパツ三ツ沢球技場にファジアーノ岡山を迎えていた。アビスパ福岡、名古屋グランパスは昇格プレーオフ出場が確定。残る2枠を巡って徳島ヴォルティス、東京ヴェルディ、松本山雅、ジェフ千葉が争い、横浜FCがそれを追いかける展開だった。
横浜FCの今季ホーム最終戦、ファジアーノ岡山戦を見守る三浦知良「勝てばプレーオフ圏内の望みをつなぐが、負ければ脱落」
重圧のかかるゲームに、横浜FCの選手たちは果敢に挑んでいる。
立ち上がりから岡山のビルドアップを前線からプレスではめ、パス精度を下げることに成功した。ことごとくマイボールにすると、得点王を争うイバが前線で起点となり、そこに絡まるように選手が押し出していった。とりわけ、右サイドを中心にプレーしたジョン・チュングンはスピードを生かし、岡山の左サイドに脅威を与えた。
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