本田圭佑まで噂に出たサガン鳥栖の大補強。
新戦力はクラブを変えるか
J1リーグ第11節、IAIスタジアム日本平。サガン鳥栖は清水エスパルスの本拠地に乗り込み、1-1と引き分けている。Jリーグは大混戦で、上位8チームが勝ち点差3のなかでひしめき合う。鳥栖は首位グループと4ポイント差。アディショナルタイムでの同点弾は、相応の価値がある。
「相手GKはループを読んでいる気がしたので、中に切り込んでから打ちました。でも、体勢も崩れていたんで。ふかさないで決まってよかったです」
交代出場で同点ゴールを記録した水野晃樹は、溜飲を下げるように言った。ゴールの場面、中には味方FW2人が詰めていた。どちらも潰れる形で、そのさらに外側から入っていた水野が叩き込んだ。
清水戦の試合終了直前、同点ゴールを決めた水野晃樹(サガン鳥栖)「あそこで走っておかないと、あとで叱られるんで、必死でした。勝つために(途中で)入ったから」
水野は喜びと悔しさが入り混じった表情で言ったが、そこに勝負への意欲が現れていた。ゴールした瞬間、彼はすぐにプレーを再開させようと帰陣している。逆転を信じていたのだ。
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