2017.02.24

浦和、神戸、柏、広島、磐田…。
福田正博が分析するJ1各クラブの力

  • photo by Kyodo News

福田正博 フォーメーション進化論

 いつになく活発だった今冬のJリーグ移籍市場で、もっとも話題を集めたのが中村俊輔だ。昨年、通算約13シーズンを過ごした横浜F・マリノスを離れ、ジュビロ磐田へと新天地を求めた。その俊輔と開幕前に話す機会があったが、移籍によって注目を浴びているにもかかわらず、気負いなく自然体でサッカーに取り組んでいる印象を受けた。

背番号10をつけた中村(右)をはじめ、磐田に新加入した選手たち 磐田のコーチングスタッフは、監督の名波浩が44歳、ヘッドコーチの鈴木秀人が42歳、コーチの田中誠が41歳と比較的若い。38歳の俊輔にとっては、年齢が近いこともあって意思疎通がしやすい雰囲気があり、サッカーだけに専念することができる。事実、俊輔は全体トレーニングの後に居残って若手と一緒にフリーキックの練習をしたり、パス出し役を買って出たりと精力的な姿を見せている。

 こうした姿勢もまた、俊輔獲得の理由のひとつだろう。38歳にしてなお第一線でプレーできる高い技術があり、妥協せずに目的を持ってトレーニングに励む姿を間近で見ることで、若手が多い磐田に与える影響はかなり大きい。