未知なる相手への恐怖は消えた。
鹿島にクラブW杯決勝へのチャンスあり
クラブワールドカップ準々決勝。開催国代表として出場しているJ1王者の鹿島アントラーズが、アフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)を2-0で下し、準決勝に進出した。
マメロディの猛攻に耐え、2戦連発となる金崎のゴールなどで勝利した鹿島 試合展開こそ異なるものの、鹿島は1回戦のオークランド・シティ戦に続き、際どい試合をものにした。
前半の鹿島は、圧倒的にマメロディに攻め込まれた。スピードに優れる相手にまったくついていけず、次々にチャンスを作られていた。相手の動き出しは決してタイミングがいいとはいえない、かなり大雑把なものだったが、それでもスピードの違いで振り切られた。
スピードだけではない。鹿島の選手が高い位置でボールを奪おうとプレスをかけても、テンポよくパスをつながれ、かいくぐられるシーンは多かった。DF山本脩斗が語る。
「(マメロディは)けっこうつないできた。思った以上に落ち着いていて、3人くらいでダイレクトにポンポンとつながれて(ボールを)奪い切れなかった。そこでかわされてカウンターを受け、数的同数になることがあった」
スピードを上げたなかでプレーしても、ボール扱いにミスがない。その点においても、前半のマメロディは鹿島を大きく上回っていた。
1 / 5