「大変革」起きず。ジェフ千葉は監督交代で今度こそ変われるのか

  • text by Sportiva
  • photo by Yamazoe Toshio

 今シーズン、『REVOLUTION NEXT25』というクラブスローガンを掲げ、選手を大幅に入れ替えて、大変革を行なったジェフユナイテッド千葉。開幕前には、Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ宮崎ラウンドで優勝し、プレシーズンマッチのちばぎんカップでは、J1の柏レイソルを3-0と圧倒。一躍J1昇格の最有力候補に挙げられた。

 しかし、J2リーグのシーズン折り返しとなる第21節を終えて9位と低迷。第20節から第22節まで3連敗を喫するなど苦しい状況が続いて、第25節のホームで行なわれた清水エスパルス戦に敗れると、クラブは約2年間指揮を執ってきた関塚隆監督から、長谷部茂利コーチへの指揮官交代を発表した。

 J1自動昇格を狙ってスタートした今季だったが、自動昇格をおろか、プレーオフ圏内となる6位のチームとの勝ち点差も開く一方だった。監督交代は、「チームの状況や目標、勝ち点差を考えると、ギリギリのタイミングでの選択だった」と、髙橋悠太GMは語る。

 すでに8敗目を喫し、結果が出ないことで求心力を失っていた指揮官の交代は仕方がないことだ。後任は、長谷部コーチ。同氏が監督代行として、残り半年間の指揮を執る。

 はたして、この監督交代でチームは現状から脱却できるのだろうか。


昇格候補に挙げられながら低迷を続けるジェフ千葉昇格候補に挙げられながら低迷を続けるジェフ千葉

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