サッカー五輪世代で「リオ経由ロシア行き」を実現できる選手は誰か? (4ページ目)

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro

 もちろん、キャプテンの遠藤航(浦和)らほかの選手たちもさらなる成長が期待できる。日本人選手は22、23歳頃から飛躍的に伸びる可能性が高いからだ。

 日本サッカーにとってオリンピックは「国際経験を積む」という意味で重要な大会ではあるが、あくまでも通過点だ。最終目標は日本代表がワールドカップで勝つこと。だからこそ、オリンピックの舞台に立つことは最終目的地ではなく、「リオ経由ロシア行き」を目標に、日本代表のレギュラーを狙うくらいの気持ちで、2月下旬から始まるJリーグでアピールしてもらいたい。

プロフィール

  • 福田正博

    福田正博 (ふくだ・まさひろ)

    1966年12月27日生まれ。神奈川県出身。中央大学卒業後、1989年に三菱(現浦和レッズ)に入団。Jリーグスタート時から浦和の中心選手として活躍した「ミスター・レッズ」。1995年に50試合で32ゴールを挙げ、日本人初のJリーグ得点王。Jリーグ通算228試合、93得点。日本代表では、45試合で9ゴールを記録。2002年に現役引退後、解説者として各種メディアで活動。2008~10年は浦和のコーチも務めている。

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