2016.02.05

サッカー五輪世代で「リオ経由ロシア行き」を実現できる選手は誰か?

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro

リオ五輪へ向けて強化を続ける五輪代表チームphoto by Getty Images U—23日本代表はアジア最終予選で3枠しかないリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得したが、彼らは本当によく頑張ってくれた。

 大会前は、1996年から続く五輪連続出場が途絶えるのでは、と不安視する向きもあったが、そんな見方を覆しての優勝。最高の結果を残した。グループリーグ3試合、決勝トーナメント3試合を通じて、どの試合でもU-23日本代表が走り負けなかったことが結果につながったといえる。

 さらに、選手たちが開き直ったことも大きいだろう。大会前の五輪出場権を危ぶむ声は、選手たちにも届いていたはずだ。しかし、グループリーグ初戦の北朝鮮戦で、薄氷を踏む思いを何度も味わいながらも勝利をつかんだ。

 この年代の選手たちは、短期間で急激に成長することがあるが、今回の大会がまさにそれだったように感じる。

 リオ世代の選手たちは、「谷間世代」と言われているが、過去の五輪世代と比べて特別劣っているわけではない。彼らが「谷間」と言われているのは、過去にU-20W杯などの国際大会に出場できなかったことや、Jリーグでレギュラーを獲得している選手が少ないことが理由にあるだろう。