6連勝で首位を快走するアントラーズ。その強さは「本物」か
今季から2ステージ制が採用されたJ1リーグ。ファーストステージは浦和レッズが無敗で独走優勝を果たしたが、セカンドステージに入り、様相が一変している。
浦和が思うように勝ち点を伸ばせずにいる一方で、ファーストステージでは不振だったクラブが巻き返しを見せているのだ。
その筆頭格がセカンドステージで首位に立つ、鹿島アントラーズである。ここまで7勝1敗1分けの鹿島は、現在6連勝中と勢いに乗っている。
好調な鹿島がセカンドステージでは首位を快走している。 ファーストステージで8位に終わった鹿島は、セカンドステージに入った当初も第3節までは1勝1敗1分けと、必ずしも巻き返しへ気勢が上がる状況にはなかった。潮目が変わったのは、セカンドステージ第4節FC東京戦だった。
鹿島は前節で松本山雅に0-2で敗れたことを受けて、トニーニョ・セレーゾ前監督を解任。選手としてコーチとして、長らくクラブを支えてきた石井正忠監督を新たに据えた。当時を振り返り、DF昌子源(しょうじ・げん)は語る。
「監督交代はクラブ全員の責任だが、一番は選手の責任。不甲斐なかった」
それだけに「僕ら選手が変わらないと意味がない」と昌子。「東京戦の前に選手だけで決起集会をやって、みんなで気持ちを入れ替えてやっていこうと話し合った」という。
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