福田正博が期待する東アジア杯ハリルJの「新戦力」 (4ページ目)

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro

 槙野を含めて、クラブでは3バックの一角をつとめる選手をこれだけ招集しているだけに、3バックを試すこともありえる。いずれにしろ、国際試合の経験が豊富な選手が少ないので、まずはしっかりと守備をして、機を見て攻撃面でもアピールしてくれればと思う。

 7月29日までJリーグを戦い、7月30日に集合して中国に向かう日本代表にとって、練習できる時間はわずかしかないこともあり、国内組だけで臨む今大会は「新戦力発掘」という意味合いが強い。しかし、東アジアカップは真剣勝負の公式戦ということを忘れてはならない。

 初招集や代表歴の浅い選手が多く、連覇に向けた戦いは厳しいものが予想される。だが、それだけにライバルから勝利を手にする経験値や自信は、大きな財産になるはずだ。日本代表の戦力を底上げしていくためにも、今大会に臨む23選手には、結果を求めて戦ってもらいたい。

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