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福田正博が遅咲きのアタッカー・武藤嘉紀に期待すること (4ページ目)

 そして、武藤に身につけてほしい武器がある。それは、「オフ・ザ・ボールの動き」だ。ボールを受ける前の動きの質の向上、シュートを打つ前の相手DFとの駆け引きのレベルアップがあれば、ワンタッチ、ツータッチでのゴール数が増えていくはずだ。アンリもそうだったが、アタッカーは点を取ることにプレーを特化していくと、ドリブルの回数やボールタッチ数が少なくなっていくものだ。

 さらに、ファインゴールより、どんな形でも点を取ることにこだわってほしい。アマチュアであれば、華麗なゴールを決めることにこだわってもいいと思うが、プロは常に結果を求められる世界であることを忘れないでほしい。

 現在22歳の武藤のほか、ロンドン五輪世代、リオ五輪世代の若い力の台頭が、次の2018年ロシアW杯での日本代表のカギを握っている。武藤が、Jリーグはもちろん、W杯予選など国際舞台で多くのゴールを決めていくことに期待したい。

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