2014.11.04

福田正博が推薦。アギーレ監督に招集してほしい選手とは

  • 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 アギーレ監督が就任して3試合目となった9月のジャマイカ戦は、日本が1-0で勝利。新体制での初勝利を手にしたが、シュート20本でオウンゴールでの1点だけと決定力に課題を残した。そして次のブラジル戦には0-4と惨敗。この2戦をあらためて振り返ると、アギーレ監督のサッカーのポイントのひとつは、縦パスを入れてから、それを受けて起点が作れるワントップが重要ということ。その点ではワントップに入った岡崎慎司が力を証明した。

ジャマイカ戦で初勝利をあげたアギーレジャパン 大迫勇也という選択もあるが、現状では、岡崎が当確といえるいいパフォーマンスを見せた。前線からの守備に関してもそうで、ジャマイカ戦では彼の守備から「スイッチを入れる」ことができていた。なおかつゴール前で仕事ができる。3トップのサイドでもいいと思うが、岡崎以外の絶対的なワントップがいない今、彼がファーストチョイスになるだろう。

 前線は、本田圭佑も当確だろう。アウトサイドに本田がいることでボールキープができるので、サイドバックの攻め上がりを生かすことができる。また、インサイドに入っていくタイミングなど、状況判断が非常にいい。彼がいるサイドは間違いなく活性化する。実際、ジャマイカ戦は本田が右から左サイドにポジションを移した時、長友佑都が前線に出ていけるようになった。香川真司も本田が左に入った後半に動きが活発化したという印象だ。ザックジャパン時代に築いたコンビネーションがあることも大きい。
 
 3トップのもうひとりは、武藤義紀が当確にもっとも近いのではないか。彼はアギーレ監督の信頼を勝ち得たと思うし、ピッチで輝いている。ブラジル戦も途中から出てきて積極的に仕掛けるシーンがあった。現状で武藤の優先順位は高いし、Jリーグで好調を維持しているので先発で起用してもいいと思う。

 中盤の柴崎岳に関しては、ずっとリーグで力を示していた選手であり、ジャマイカ戦では、香川ら代表で経験のある選手たちがいる中でも、柴崎は普段と変わらないプレーができていた。メンタルの強さ、冷静さがあり、高い技術を備えている。その能力の高さを証明したといえる。