2014.02.19

扇原が明かす。フォルランがチームに溶け込むのが早いワケ

  • 浅田真樹●文 text&photo by Asada Masaki

 セレッソ大阪の宮崎キャンプ6日目となった2月18日。ディエゴ・フォルランが足に違和感を覚えて、練習を途中で中止した。

 最初のフィジカルトレーニングでも、ダッシュは軽めに流し、ボールを使ったトレーニングが始まっても、インターバルで他の選手が給水する中、ひとり輪を離れて太ももの前部を伸ばすストレッチを何度も繰り返していた。振り返ってみれば、異変はあちらこちらで見られていた。これまで長旅の疲れや時差ボケもほとんど感じさせず、順調に全体メニューをこなしてきただけに不安を感じる離脱となった。

 とはいえ、そこまでのメニューはこなしており、引き上げていく際にも足を引きずるような様子はなかった。ランコ・ポポヴィッチ監督も「たいしたことはない。本人はもう少しやるつもりだったが、リスクを冒す必要はないと伝えた。悪化させるよりケアすることを優先した」と語ったように、大事に至るものではないと考えていいだろう。

 フォルラン自身も3日前の練習試合の後、「ケガをしないように、徐々にコンディションを上げることが大事」だと話している。経験豊富な選手でもあり、長いシーズンを考えてしっかりと調整を進めてくれるはずだ。

チームに合流してますます注目を集めているフォルラン(右から3人目)。 さて、大物の加入でさらに注目が高まる今季のセレッソだが、思った以上にフォルランが短期間でチームに溶け込んでいる。MF扇原貴宏が言う。

「(ファジアーノ岡山との練習試合では)ディエゴが入っても、みんな違和感なくやれていたと思うし、連係の部分でもコンディションの部分でもよくなってきている」

 扇原が語るように、岡山との練習試合を見てもフォルランは非常にスムーズにチームに加わっているように見えた。扇原が続ける。

「僕たちがやっているのはすごくシンプルなサッカーだし、ディエゴも周りの選手を簡単に使ってくれるので、そういう意味で僕たちもすごくやりやすかった」

 そして、こうも語る。

「(フォルランは)新しいチームに入っていくのにも慣れているというか、いろんなチームでやっているだけあって、周りのこともすごく見ているし、そういうのもすんなり(チームに)入ってくれた理由かなと思う」