松田直樹はなぜ今も後輩たちに影響を与えているのか (3ページ目)
当時、山雅で主将を任された須藤右介はこう証言している。
「自分はマツさんが突然亡くなってしまった後も、“マツさんのために”という言葉は使いたくなかった。あの人はピッチにいてもいなくても、目指すべき存在だったから。自分たちで結果を残すしかなかった」
行動の爽やかさで道を示す“先輩”。そんな先達たちがいてこそ、「じゅういちぶんのいち」の物語は生き生きと豊かになる。たとえこの世を去ろうとも、その魂はいまも―――。
※この原稿は、ジャンプSQにて小宮良之氏が連載しているコラム『1/11の風景』に加筆修正を施したものです。
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