京都橘・小屋松知哉、高校サッカー敗退後に誓った「Jでの飛躍」
1月13日、東京・国立競技場で行なわれる第92回全国高校サッカー選手権大会の決勝は、富山県代表の富山第一と石川県代表の星稜という北陸勢同士の対戦となった。
両校ともに初の決勝進出であると同時に、両県勢としても初の決勝進出。日本サッカーのすそ野が確実に広がっていることの証明であり、地域格差がなくなっていることの証明でもある。92回目を迎える"選手権"の歴史に、また新たな優勝校の名前が刻まれることになった。
着実なレベルアップを感じさせた今大会には、高校ナンバー1を決める大会にふさわしく、数多くの有望選手が出場していた。その中には、卒業後の進路にプロ、すなわちJリーグを選択した者もいる。
最近では大学経由でプロに進む選手が増えている中、FW石田雅俊(市立船橋→京都サンガ)、DF磐瀬剛(市立船橋→京都サンガ)、DF高橋壮也(立正大淞南→サンフレッチェ広島)、GK永井建成(京都橘→ロアッソ熊本)といった面々が、ひと足早くJリーグの門を叩くことを選んだ。
京都橘のFW小屋松知哉(右)。高校サッカー選手権で悲願の優勝は実現できなかった。 そんな「J内定組」の中でもひと際大きな注目を集めたのが、名古屋グランパス入りが決まっているFW小屋松知哉(京都橘)である。
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