2013.06.15

停滞感を打破できるか?
コンフェデでザックジャパンに期待すること

  • photo by Reuters/AFLO

 日本代表が今日開幕するコンフェデレーションズカップに臨む。現在のザックジャパンに期待すること、強豪と戦うためになすべきことを福田正博氏が分析した。

 2010年にザッケローニ監督が就任してからの最初の約2年間、欧州クラブに移籍して、各国で活躍をする日本人選手が増え続けていった。長友佑都がイタリア・セリエAのチェゼーナに移籍し、香川真司はブンデスリーガのドルトムントに移籍。ブンデスリーガでは長谷部誠らの活躍で日本人選手の評価が高まり、本田圭佑もロシアリーグで結果を残すなど、まさに右肩上がりだった。

 その後、長友がインテル、香川がマンチェスター・ユナイテッドというビッグクラブに行くことで、さらにチーム全体の勢いが増し、力もついた。たが今季(2012-2013シーズン)は、現在のザックジャパンの先発フィールドプレイヤーのうち、所属クラブで先発出場している欧州組は、吉田麻也と内田篤人ぐらいになってしまった。

試合会場で調整する香川ら日本代表。コンフェデでブラジル、イタリア、メキシコと対戦する 香川はケガもあってドルトムント時代ほどコンスタントに先発出場することがなくなり、リーグ戦やカップ戦など過酷なスケジュールが続いた長友や本田もケガに苦しんで最近復帰したばかり。ほかの欧州組も、岡崎慎司はシュツットガルトで途中出場がほとんどで、長谷部誠も本来のボランチではなく右サイドバックでの出場が多かった。彼らの勢いはやや足踏み状態にあり、それが現在の日本代表チームの停滞感につながっているといえる。

 国内組では今野泰幸と遠藤保仁はJ2のガンバ大阪の所属で、ワントップの前田遼一は所属するジュビロ磐田がJ1で下位に低迷している。そうした所属クラブのコンディションは選手のパフォーマンスに影響すると私は考えているので、それも懸念材料ではある。