2012.11.03

【U-19代表】アジア選手権開幕。3大会ぶりのU-20W杯出場なるか?

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

スイスの名門BSCヤングボーイズへの移籍も噂されるFW久保裕也。今大会で名をあげることができるか U-19アジア選手権が現地11月3日、アラブ首長国連邦(UAE)で開幕する。2年に1度開かれるこの大会は、大会名称が示すとおり、各国のU-19代表、すなわち19歳以下の代表選手がアジアナンバー1の座を争うものだ。と同時に、この大会にはもうひとつの重要な意味がある。それは、来年トルコで開かれるU-20W杯のアジア予選を兼ねているということだ。16ヶ国が参加する今大会でベスト4に進出した4ヵ国に、その出場権が与えられる。

 1990年代に入り、日本サッカーが急速に力を伸ばしたことはご存じのとおりだが、その土台となっていたのは、18~20歳のいわゆる『ユース世代』の強化だったと言ってもいい。1995年以来、7大会連続でU-20W杯に出場してきた日本は、そこで『世界基準』を実感し、その後の成長につなげてきたわけだ。

 ところが、最近は2大会連続で出場権を逃している。いずれもアジアでベスト4進出を果たせなかったからだが、将来的な成長度合を考えると、これは由々しき事態である。

 それでも、ロンドン五輪では44年ぶりのベスト4進出を果たしたではないか、と思われるかもしれない。U-20W杯に出場できなくても、確実に成長しているのではないか、と。

 しかし、3位決定戦で日本が敗れた韓国はというと、日本が出場できなかった最近2大会のU-20W杯に出場している。しかも、いずれも決勝トーナメントまで進出し、確実に国際経験を積み重ねていた。ユース世代からの継続的強化という点において、日本が韓国に劣っていたことは確かなのだ。やはり、若くして世界基準を知る意味でも、その後の成長を促す意味でも、この年代で世界の舞台に立てるかどうかは、決して軽視できないことなのである。

 さて、3大会ぶりのU-20W杯出場を目指すU-19日本代表だが、その顔ぶれは多士済々(たしせいせい)。それぞれの所属クラブでレギュラーポジションを獲得している選手こそ少ないものの、J1、J2を問わずリーグ戦で出場機会を得ている選手は数多く、Jリーグ経験という点では、過去のU-19代表と比較しても見劣りはしない。