サッカー日本代表で「新たな主力」へ台頭した選手は? 福田正博「ファーストチョイスになっても不思議ではない」 (2ページ目)
【代表デビューを飾った中野就斗、小久保玲央ブライアン】
中野就斗は今回が日本代表初招集で、ベネズエラ戦では3-2-4-1の右ウイングバック、ニュージーランド戦では4-2-3-1の右サイドバックとしてスタメン出場。今後も招集されるだけのプレーを見せてくれた。
プレースタイル的に言えば、カタールワールドカップの日本代表だった山根視来に似ている。機を見るに敏で、気の利いたポジショニングをする。ただ、山根との違いはフィジカル能力の高さだ。中野がロングスローをすればピッチ中央まで強いボールを放り込める。身長も183cmあり、センターバックとしてもプレーできる。海外移籍して強度の高い日常に身を置いて揉まれれば、さらにひと皮剥けることだろう。
このポジションには、今回は未招集だった菅原由勢、橋岡大樹などもいる。中野と同世代の彼らが切磋琢磨しながらレベルアップを遂げていけば、日本代表の底上げにつながるだけに楽しみにしている。
佐野航大は、ウルグアイ戦では兄・海舟と並んでボランチでスタメン起用され、攻守で持ち味をしっかり発揮。ニュージーランド戦は後半に鎌田大地に代わって出場した。
昨シーズンはクラブでも、もう1列前のポジションでプレーしていたが、今夏に移籍したPSVではボランチで起用されている。それもあって、森保監督は今回ボランチで試したと思うが、プレー時間が限られたなかでしっかりとアピールできていた。
GKは鈴木彩艶、早川友基の北中米ワールドカップ組に加え、約1年ぶりに招集された小久保玲央ブライアンがベネズエラ戦で日本代表デビューを飾った。
鈴木彩艶は後半から出場したベネズエラ戦こそケガの影響もあってか低調なパフォーマンスだったが、その後の試合ではビルドアップを含めて本来の安定感のあるプレーを見せた。
早川はウルグアイ戦でフル出場。ビルドアップでのミスから招いたピンチで失点したが、彼にとって不運だったのは、日本代表の正守護神が鈴木彩艶という点だろう。鈴木彩艶はフィードのコントロール精度とキックレンジで世界屈指との評価を高めている。早川もフィードが得意なGKだが、そこを意識しすぎたがゆえにミスにつながったのかもしれない。
小久保はデビュー戦ながらも、しっかりアピールはできていた。ビルドアップのところでもDF陣としっかり連係しながら安定していた。高さもあって、シュートストップ力も高いGKだけに、日本代表の活動に慣れていけば、さらに成長を遂げてくれるはずだ。
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