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【サッカー日本代表】セルジオ越後「1試合でも早く大岩監督にバトンタッチを」森保監督の半年続投にあらためて異論 (2ページ目)

  • 渡辺達也●構成 text by Tatsuya Watanabe

【A代表とU-21代表のチームづくりが連動していない】

 また、選手起用だけでなく、今後のチーム体制にも問題がある。来年1月開幕のアジアカップまでは、勝っても負けても監督は更迭されない。しかも、アジアカップで優勝するかどうかにかかわらず、監督は辞める。そして次期監督も決まっている。そういう状況では、選手もどうアピールすればいいのか難しい。

 大岩剛監督が率いるU-21代表は次世代の選手をA代表に送り出すことを目標にしている。一方、A代表はアジアカップで優勝するため、これまでの主力を継続して起用している。基本布陣も、A代表は3バックを採用する一方、U-21代表は4バックをベースとしている。次世代の選手をA代表に送り出そうとしているのに、チームづくりが連動していない。だあから、僕としては1試合でも早く大岩監督にバトンタッチしてほしい。

 それが難しいなら、せめてU-21代表が出場しているアジア大会が終わったあとに大岩監督をA代表のスタッフに入れるべきだ。アジアカップにも帯同させて現場を経験してもらい、自然な形でバトンタッチすればいい。タイトルを獲っても獲らなくても辞める監督やコーチの下でプレーするより、次期監督の大岩監督がスタッフに入ったほうが、選手もアピールしやすいし、チーム内に競争も生まれる。

 何度も言っていることだけど、日本代表を新体制へ切り替えるにあたって、半年だけ森保監督にまかせるのはやっぱり中途半端だ。今行なわれている日本代表戦も、結果が監督の進退に直結しない、緊張感の乏しい親善試合ばかりだ。このままでは、大岩監督による日本代表のチームづくりが半年遅れるだけだと思っているのは、僕だけかな。

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著者プロフィール

  • セルジオ越後

    セルジオ越後 (せるじお・えちご)

    サッカー評論家。1945年生まれ、ブラジル・サンパウロ出身。17歳の時に名門コリンチャンスのテストに合格し、18歳の時にプロ契約を結び、MF、FWとして活躍した。「エラシコ」と呼ばれるフェイントを発案し、ブラジル代表の背番号10を背負った同僚のリベリーノに教えたことでも有名。1972年に日本リーグの藤和不動産(湘南ベルマーレの前身)から誘いを受け、27歳で来日。1978年から日本サッカー協会公認の「さわやかサッカー教室」で全国を回り、開催1000回以上、のべ60万人以上を指導した。H.C.日光アイスバックスのシニアディレクター。日本アンプティサッカー協会最高顧問。公式ホームページ【http://www.sergio-echigo.com】

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