サッカー日本代表2030年ワールドカップのメンバーを予想 主力は変わるか? (2ページ目)
【パリ五輪世代中心が理想】
浅田真樹(スポーツライター)
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MF/平河悠(中村敬斗)、鈴木唯人(佐藤龍之介)、久保建英(佐野航大)
MF/藤田譲瑠チマ、佐野海舟(田中碧)
DF/小杉啓太、高井幸大(喜多壱也)、冨安健洋、鈴木淳之介
GK/鈴木彩艶
今回のワールドカップの登録メンバーには、パリ五輪に出場した選手がひとりもいなかったことが話題となった。1998年フランス大会に初出場して以来、日本はワールドカップに8大会連続で出場しているが、直近の五輪に出場した選手がひとりも登録メンバー入りしなかったのは、今回が初めてのことだ。
もちろん、鈴木淳之介や鈴木唯人は、パリ世代の選手であり、必ずしも「パリ五輪組ゼロ=パリ世代は低レベル」ではないのだとしても、パリ世代の台頭が、思ったように進まなかったことは認めざるを得ないだろう。
しかしながら、例えば、2006年ドイツ大会では、登録メンバーにわずかふたりしか送り込めなかったアテネ世代が、4年後の2010年南アフリカ大会では、田中マルクス闘莉王、駒野友一、阿部勇樹、松井大輔、大久保嘉人らが主力を成し、自国開催以外の大会で、初めて決勝トーナメント進出を成し遂げている。
今回のワールドカップでは不遇だったパリ世代が、4年後にどれだけ巻き返せるかが、日本代表の強化に大きくかかわってくるはずだ。
藤田譲瑠チマ、佐野航大は、今回のメンバー選考でもギリギリの落選だったはずだし、平河悠、高井幸大もポテンシャルは高く、今後の成長が期待できる人材だ。
すでに今回のワールドカップに出場した、鈴木彩艶、鈴木淳之介、久保建英、鈴木唯人も含め、年齢的にキャリアのピークを迎えているはずのパリ世代が、4年後には日本代表の中心を担っていなければ困る、というのが、このメンバー予想の大きなポイントのひとつでもある。
そこにプラスして、チーム内競争を高めるのが、ロス世代の役目となる。
すでに今回のワールドカップでも最後の最後までメンバー入りを争った、佐藤龍之介は言うまでもないが、ロス世代では特にDFラインに人材が揃っており、喜多壱也、小杉啓太と、10代からヨーロッパで場数を踏んでいる選手の今後は楽しみだ。
ただし、本当の意味でのメンバー"予想"と言うのであれば、まだまだ東京世代に頼らざるを得ない部分が大きいのではないか、というのが実際のところだ。
ここに名前を加えたのは、冨安健洋、田中碧、中村敬斗、上田綺世の4人だけだが、現実的には、板倉滉、三笘薫、堂安律らが、まだまだ日本代表に不可欠な存在であっても不思議はない。
地元開催の五輪に向けて集中強化された東京世代は、やはり日本において特別な世代だからだ。
しかし、ある特定の世代に頼り続けることは、新陳代謝を停滞させ、後々のしわ寄せが大きくなる可能性が高い。
4年後はパリ世代が中心となり、ロス世代が彼らを脅かす。それが予想というより、理想である。
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