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サッカー日本代表のよさも悪さも出たスウェーデン戦 堂安律は「こっからワールドカップが始まります!」 (2ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Yoshiyuki Komiya

【相手を恐れていなかった】

「でも、同点にされたあとも2点目を与えず、崩れきらなかったのはよかったところだと思います。(日本人は)フィジカルインテンシティで劣っている点はあるかもしれないけど、チーム力や柔軟性で補いながら、みんなでひとつの絵を描き続けることができました。最終的に1-1というのは、悪くはない結果と言えるので」

 大雑把に言えば、主力のほとんどが欧州の有力クラブで研鑽を積んでいることで、相応の適応力が身についたということだろう。敵に流れが行くことも折り込んで戦うことができていた。攻守に奥行きが生まれているのだ。

 日本は主力選手たちが「まずは守りから」で一致団結していた。それは前線のプレッシングの激しさだけではない。ボールの奪い合いで、一度敗れても再び挑みかかる強度もそのひとつで、連続性があった。常にカバーの態勢をとって、守備網を作りながら、トランジションで攻撃につなげられる。そして敵陣に入ったら機動力を生かして攻めかかり、ボールを失ったら再び守りに戻るのだ。

 今大会、3バックの中心で森保一監督の守備の体現者になっている谷口彰悟は、いみじくもこう語っている。

「たしかにスウェーデンの得点は、カットインからのゴラッソ(スーパーゴール)でした。でも、ゴラッソで片づけてもいけないと思います。ひとり、ふたりともっと寄せきれていたら、あれだけコースを狙ったシュートを打たれることはなかったので、改善の余地はあると思います」

 現状に満足せず、ディテールの修正を繰り返すことで、プレーの分厚さが生まれる。日本の守備陣は、アレクサンデル・イサク、ギェケレシュ、エランガには後手に回ることはあったが、食らいつくことでダメージを最小限にとどめていた。それは頼もしい姿だった。端的に言えば、攻撃陣も守備陣も相手をまったく恐れていないのだ。

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