【サッカー日本代表】上田綺世がゴールを量産できた明確な理由 献身的な守備は未来のFWのモデルケースとなるか (2ページ目)
【ペナルティエリア内で得点する強み】
オランダで結果を出したことでプレミアリーグなどへの移籍も噂されているなか、上田の実力を疑問視する声もあるという。ライバルのPSV、アヤックスから得点できておらず、弱い相手から点を取っているだけではないか、というわけだ。
確かにそうかもしれない。ただ、得点王はだいたい弱いチームから得点してなるものだと思う。
強い相手から点をとるタイプには、スピードスターが多い。カウンターアタックでフィールドの半分くらいを駆け抜けて得点する。劣勢な試合でも得点できて、むしろ劣勢なほどカウンターのスペースは大きいので得点しやすい。ただ、このスピードタイプはビッグクラブへ移籍すると、走るスペースがなくなるので点を取れなくなったりすることもある。
リーグの得点王を争うのは、成績上位のビッグクラブの選手になるのが普通だ。そうしたチームは相手に引かれる場合も多い。一芸だけのストライカーより万能型、あるいはより多くの得点パターンを持っているFWが有利になる。上田はまさにそのタイプであり、オランダの3強であるフェイエノールトで得点を量産しているわけだ。
得点になるシュートの大半はペナルティエリア内で、さらにゴールエリアの幅に集中している。つまり、この場所でシュートするFWが得点を量産するし、そういう状況の多いチームでプレーしていることが多いわけだ。
もし上田が移籍するなら優勝争いするようなビッグクラブか、ある程度攻撃力のあるクラブがいいと思う。もっぱら守備をしていて、カウンターのチャンスをひとりで何とかしてほしいというチームのFWにはあまり向いていない。
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