サッカー日本代表のバーレーン戦勝利を「決めた」上田綺世の「ストライカーの流儀」 (3ページ目)
2023年6月以降、日本代表では14試合に出場し、12得点を記録。ストライカーにとって、ゴール数は何より雄弁である。仲間に頼られているし、仲間を頼れているのだろう。その関係性が、相手ディフェンスに緊張を走らせる。ストライカーは周りとの連係が欠かせないが、同じような「うまさ」でなくてもいいのだ。
「ゴール」
そこに特化した異能をチームメイトと結びつけることができれば――。上田は日本サッカー史上最高のストライカーとなるだろう。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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