日本代表ポジション争いに中村憲剛&佐藤寿人も注目 三笘薫ですらベンチの可能性

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei

 それでも、新戦力にもチャンスを与えて、彼らもしっかりとアピールできているんですよ。特に毎熊は印象的でしたね。カナダ戦は対面の相手(アルフォンソ・デイヴィス/バイエルン)が世界トップクラスだったので少し気の毒なところもありましたけど、その前の欧州遠征でのトルコ戦では堂々とプレーしていましたからね。

── 堂安律(フライブルク)や南野でも、メンバー入りが確約されないくらいの選手層が今の日本代表にはありますね。

憲剛 そうですね。特に2列目はかなり熾烈です。今回は(三笘)薫(ブライトン)も鎌田(大地/ラツィオ)もいなかったのに、十分にやれていましたからね。旗手怜央(セルティック)もそうだし、前田大然(セルティック)もそう。ディフェンスでは中山雄太(ハダースフィールド)も帰ってきた。

 コアメンバーでも保証されない危機感はあると思います。だから今回、点を取るだけではなく、守備のところでよりハードワークしていた浅野のパフォーマンスが光ったし、それに感化されて古橋も守備のところでかなりがんばっていた。

寿人 相当、やっていましたよね。

憲剛 たぶん、そうやっていかないと、生き残れない空気感がチームにあるのではないかなと。攻撃も守備もやれることが多い選手が試合に出て、メンバーに入るわけだから。

寿人 攻撃のスペシャリスト、守備のスペシャリスト、みたいな感じじゃないですよね。攻守両面に関われる選手じゃないと。

憲剛 かつ、スペシャルな部分も持っていないとダメで。

寿人 そうですね、まさに。

憲剛 薫もスペシャリストだけど、ブライトンではしっかりとハードワークしている。そこは標準装備で、しかも高水準でやらないと、今の日本代表は生き残れない場所になっている。だから、自ずと日本代表も高いレベルになってきていると感じます。

── やっぱり、日常のレベルがそうさせるんでしょうね。

憲剛 個人的には遠藤航の言動から、それを強く感じました。明らかにプレースピードが速くなっています。日常の強度だったり、速さだったりというのは、ドイツ時代とはまた違うのかなと。

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