森保一監督の采配が最大の見ものとなるE-1選手権。誰を招集すべきか、23人を独断で選考 (2ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

トップ下候補は脇坂泰斗と満田誠

MF
稲垣祥(名古屋グランパス)、樋口雄太(鹿島アントラーズ)、藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)、岩田智輝(横浜F・マリノス)、脇坂泰斗(川崎フロンターレ)、相馬勇紀(名古屋グランパス)、毎熊晟矢(セレッソ大阪)、満田誠(サンフレッチェ広島)、藤井智也(サンフレッチェ広島)

FW
細谷真大(柏レイソル)、鈴木唯人(清水エスパルス)、鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

 まず、GKは代表正GKの権田を筆頭に、6月の代表戦4試合では出場機会がなかった大迫、そしてU-21代表でも活躍した鈴木の3人。

 DFでは、右SB山根、CB谷口の代表常連組に、過去にも招集経験のあるCB中谷。左SBには鹿島でフル稼働している安西が有力候補だ。その他、本職は右SBながら左SBもこなす横浜の小池、持ち前の守備力に加えて攻撃面でも成長している鹿島の右SB常本も、国際試合で試してほしい戦力。控えCBとしては、今年1月の代表合宿にも参加したセレッソの西尾が当確で、前回のE-1で代表デビュー済みの柏の古賀も、今季のプレーを見れば招集に値するだろう。

 中盤は4-2-3-1を想定し、ボランチに4人を選出した。すでに代表デビュー済みの稲垣に加え、横浜で活躍中の岩田とU-21代表でも活躍した藤田、そして新天地の鹿島でも抜群の才能を発揮している樋口だ。鹿島ではボランチに定着している樋口は複数ポジションをこなせるユーティリティ性はもちろん、どのポジションでも攻撃の起点になれるのが強み。中盤の低い位置でクリエイティブさを発揮してほしい。

 2列目には、トップ下候補として川崎の脇坂と広島の満田をチョイス。脇坂はボランチ起用も可能だが、よりゴールに近い位置で使いたい。もちろん、4-3-3を採用する場合はインサイドハーフが適任だ。また、広島で5ゴール4アシストとブレイク中の大卒ルーキー満田は、攻撃的MFでありながら献身的なプレーができるハードワーカー。攻撃センスにも溢れ、このまま成長を続ければ代表に定着できる能力を秘めている。

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