福西崇史が選んだ日本代表ベストゲーム。「強豪ドイツが焦っているのを見て楽しくプレーできた」 (5ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFLO

 結果的にワールドカップ本番での日本は、1勝も挙げられずにグループリーグ敗退。福西も「ドイツ戦からの2週間で、本番をどう迎えるかっていうところが難しかった」と"敗因"を振り返る。

 だからといって、ドイツ戦の成果自体をなかったものにしてしまう必要もないのだろう。

「僕が経験した強豪国との試合のなかでは、一番手応えがつかめたというか、気持ちの面も含めて、やってきたことが一番発揮できたゲームでした」

(つづく)

福西崇史(ふくにし・たかし)
1976年9月1日生まれ。愛媛県出身。1995年、新居浜工高卒業後、ジュビロ磐田入り。FWからボランチにコンバートされると、すぐにレギュラーを獲得。以降、主力選手として数々のタイトル獲得に貢献した。日本代表でも活躍し、2002年日韓W杯、2006年ドイツW杯に出場。国際Aマッチ出場64試合、得点7。現在はサッカー解説者、指導者として奔走している。

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