2021.11.10

日本代表、ベトナム戦&オマーン戦の結果と内容次第で森保監督の去就が決まる可能性

  • text by Sportiva
  • photo by Sano Miki

カタールW杯アジア最終予選特集
今回はヤバいぞ、日本代表~杉山茂樹×浅田真樹(後編)
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――10月のサウジアラビア戦、オーストラリア戦についてはどう見ましたか。

浅田 2敗目となったサウジアラビア戦は、全体としてうまくいってはいなかったけど、大迫勇也が相手GKと1対1になった場面を決めていれば......というチャンスもあった。先ほども言ったように、アジアカップ(2019年)で日本が勝った試合のほうが、よほど押し込まれていました。そういう意味では、前半に点がとれなかった時点で、勝つのは難しかったとしても、引き分けることはそんなに難しい試合ではなかった。それができないところに物足りなさを感じました。

 オーストラリア戦もそういう意味では同じです。せっかく早い時間にいいリズムで、しかも大抜擢の田中碧が点をとるという、これ以上ないムードになったのに、左サイドを抜かれて決定機を作られて、最後はフリーキックでしたが、追いつかれている。杉山さんの言い方で言えば「ポテンシャルを出しきれてない」、勝手にコケた感じはすごくします。

杉山 相手がすごく強くて「日本のレベルがアジアのなかで地盤沈下している」というイメージが伝わる試合だったら、話は全く別だけど、日本は10の力があるのに6ぐらいしか出せていないし。相手は、7、8の力しかないのに普通に7、8の力を出している感じです。

 オーストラリアだって、ドイツW杯(2006年)で日本が1-3の逆転負けをした時は強かったです。ジーコの采配の問題もあったけど、実力どおりという気がしました。でもその後、この10年は日本のほうが戦力的に優位に立っています。今もオーストラリアには何人かいい選手はいるけど、7、8人はいない。面子を比べたら日本のほうが上なのは明らかです。ホームでは勝ったけど、来年アウェーで負けているようでは、W杯のグループリーグ突破などとても無理でしょう。

正念場を迎えた日本代表の森保一監督(写真はオーストラリア戦)正念場を迎えた日本代表の森保一監督(写真はオーストラリア戦) この記事に関連する写真を見る ――いよいよベトナム、オマーンとのアウェー2連戦です。

杉山 さすがにあと1敗しようものなら、本当に笑っていられなくなる。むしろ「監督を代えてももうダメなんじゃないか」となるんじゃないですか。