2021.06.11

東京五輪代表メンバーの残り枠は「3」。当落線上ギリギリにいる選手は?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 それを踏まえ、あえて3枠を予想するならば、キーポイントになるのは、やはり複数のポジションをこなせることになるのだろう。登録メンバー18人のなかにGKが2人入るため、16人のフィールドプレーヤーで10個のポジションをカバーしなければならない。それを考えると、専門性の高い選手を先発では使わない前提で選ぶのは難しいからだ。

 では、これまでに挙げた15人の選手で埋め切れていないポジションはどこか。

 4-2-3-1をベースに考えた場合、手薄なのは左サイドバックである。先日のガーナ戦では中山が務めたが、ここに旗手を加えておく手はある。

 旗手は左サイドバックが本職ではないが、川崎フロンターレでは高いレベルでこなしており、加えて2列目ならどのポジションにも入れる。左サイドバックの対抗馬となると古賀だが、これまでの起用を見ても、より評価が高いのはおそらく旗手だろう。

 同じく右サイドバックも、OAの酒井が加わったとはいえ、不測の事態に備えてバックアップを考えておきたいところ。相馬もこなせるとはいえ、それはあくまでも緊急事態用と考えるべきだろう。

 候補となるのは、右サイドバックにより特化するなら菅原、センターバックもこなせる自在性を重視するなら橋岡だ。

 ただ、酒井という絶対的な存在がいることを考えれば、バックアッパーとしての役割により重点が置かれるはず。だとすれば、複数のポジションをこなせる橋岡か。

 ただし、右サイドバックには相馬もおり、冨安を移すこともできる。センターバックのバックアッパーという役割により重点を置くならば、浮上してくるのは瀬古だ。

 冨安の負傷離脱による追加招集とはいえ、センターバックとしての能力は世代屈指。吉田、冨安に続く存在と言えるだけに、瀬古の"サプライズ選出"もあり得る。