スペインの名将が韓国戦を分析。ボランチ2人を称賛「あえて苦言を言うなら...」 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 代表撮影:日本雑誌協会

 前半は地味な仕事をしていた南野が、活力を与えていたのは興味深い。ただ、決定機は逃してしまった。鎌田に代わった江坂任、大迫に代わった浅野拓磨も、絶好機に得点を奪えない。浅野はスピードで抜け出してGKと1対1になるも、シュートをGKに正面からぶつけてしまった。以前も同じようなシーンがあった気がするが......。

 結局、後半38分に得たコーナーキックで、前半からエリア内の空中戦で抜群の強さを見せていた遠藤がゴールを決め、ダメを押した」

 最後に、エチャリは試合をこう総括している。

「後半の戦い方は検証が必要だが、試合を通して完勝だったと言えるだろう。いいプレーを見せただけではない。各ポジションの盤石さが際立っていた。とりわけ、ボランチの遠藤、トップの大迫、鎌田はハイレベルだった」

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