久保建英の日本代表での最適ポジションを探る。ダビド・シルバ型? (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 日本サッカー協会●写真 photo by JFA

 FC東京、マジョルカ、そしてビジャレアルと、久保はシューターの風体も感じさせてきた。ゴールに近づいても精度が落ちない、ゴールゲッターとしての側面を持つ。これは簡単なことではなく、例えば、レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールはリーガトップのドリブラーだが、ゴールに近づくにつれ、プレーが曖昧になり、決定力不足を露呈している。

 久保の最適のポジションとは――。

 現時点では、オーソドックスな4-4-2、もしくは4-2-3-1の右サイドが一番、計算は立つだろう。だが、戦術を正しく運用しているチームなら、FWであれ、サイドアタッカーであれ、インサイドハーフであれ、あるいはシャドーであれ、どこでも正解なのかもしれない。

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