2020.10.06

ポスト大迫&長友の問題など課題山積…
日本代表の現状とこれから

  • text by Sportiva
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

11カ月ぶりの代表戦をどう見るか~杉山茂樹×浅田真樹(後編)前編を読む>>

 10月9日にカメルーン、13日にコートジボワールとオランダで対戦する日本代表。招集されたメンバー25人は全員が欧州でプレーする(その後、岡崎慎司と長友佑都が辞退)。その顔ぶれをどう見るか。サッカーライターの杉山茂樹氏と浅田真樹氏が語る。

◆「もし国内組も入れて代表を組めばこうなる」はこちら>>

浅田 今回の代表メンバーについて言うと、あくまでも漠然とした印象ですが、昨年や一昨年に比べ、海外組の数が増えた割に、全体的に勢いが鈍ってきた印象があります。冨安健洋(ボローニャ)、酒井宏樹(マルセイユ)のように所属クラブで確固たる地位を築いている選手や、岡崎慎司(ウエスカ)のように復調してきた選手がいる一方で、いわゆる4大リーグ以外の国のクラブで、試合に出たり出なかったりという選手も少なくありません。

杉山 2016年のロシアW杯以降、2列目に堂安律(ビーレフェルト)、中島翔哉(ポルト)、南野拓実(リバプール)らが出てきて、久保建英(ビジャレアル)も含めて売り出し中となりました。ただ、堂安の場合、PSVから移籍したビーレフェルトはランクが下なのは間違いない。今回、招集が見送られた中島も、クラブではあまり出場できていない。2人がそれによってヘタになっているということはないと思うけど、日本のストロングポイントではあるので、どうなっていくのかな、と。

日本代表での活躍が期待される久保建英(ビジャレアル) あとは、大迫勇也(ブレーメン)に代わるセンターフォワード。日本サッカー界はそれを見つけないといけない。大迫はいい選手だと思うけど、次のW杯もまた大迫でいったら、たぶんそこにはプラスアルファの要素がない。ここはいい選手を見つけておかないと、僕はカタールW杯でベスト16以上なんて望めないと思います。

 カギはいいトップを見つけること。大迫と同じタイプである必要はない。鎌田大地(フランクフルト)でもいいんですよ。誰がはまるかでもいいと思うし、ゼロトップでやったっていいと思います。とにかく、大迫頼みからどうやって脱するかというのがポイントです。