2020.06.09

森保Jでスリル満点のベスト試合。
南野拓実ら全アタッカーが抜群の働き

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi
  • photo by AFLO

 過去にW杯を二度制し、ロシアW杯では最終的に優勝したフランスに準々決勝で敗れた真の強敵を相手に、日本はどこまでやれるのか。埼玉スタジアムに詰めかけた5万7239人の大観衆だけでなく、テレビの前のファンも大きな期待を抱いていたはずだ。

 すると開始から、その想いに応えるように日本がのびやかなフットボールを展開していく。エースナンバー10番を背負う中島が頻繁にボールに触れては鋭いドリブルを繰り出し、対峙する名手マルティン・カセレスもファウルで止めるのが精一杯。そして10分に中島の縦パスを南野がターンしながら受け、海千山千のハードマーカー、ディエゴ・ゴディンを外して先制点を決めた。

 28分に同点とされるも、その8分後には中島のミドルのこぼれ球を大迫が詰めて勝ち越し。日本は前半を2-1で終えた。ハーフタイムにスタンドを見回すと、多くの人が楽しそうな表情を浮かべていた。

 後半に入ると、ウルグアイが先手を取る。三浦弦太のバックパスがGK東口順昭に渡る前にエディンソン・カバーニがさらい、そのままゴールに流し込んだ。ウルグアイの絶対的なエースは、ゴール後にその前のプレーでPKを取られなかったことに対する怒りを爆発させた。