2019.10.12

柴崎岳さんとプレーしてみたいけど…。
森島司は本音を抑え言葉を濁した

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • (株)サンエス秋田耕二●撮影 photo by Akita Koji, AFLO

東京五輪を目指す若きフットボーラーたち(8)
サンフレッチェ広島・森島司@後編

 今や、サンフレッチェ広島の攻撃に欠かせないタレント――。そう言ってもいいだろう。シャドーを務める森島司のことだ。今シーズンのブレイクに迫った前編に続き、後編ではふたりの兄の影響でサッカーを始め、名古屋グランパスU-15、四日市中央工業高校へ辿った歩みと、U-22日本代表のチームメイトについて訊いた。

「サンフレッチェ広島・森島司@前編」はこちら>>>

「東京五輪を目指す若きフットボーラーたち」(1)から読む>>>

MF森島司(もりしま・つかさ)1997年4月25日、三重県生まれ。四日市中央工高出身―― ふたりのお兄さんもサッカーをやっていたそうですが、サッカーを始めたきっかけは、やはりお兄さんたちの影響ですか?

森島司(以下:森島) そうですね。兄と同じ三重の愛宕(あたご)サッカー少年団に入っていて、父が監督でした。

―― 遠藤保仁選手も、本田圭佑選手も、兄さんと一緒にサッカーをやって敵わなくて、悔しくてうまくなったと言っています。森島選手も?

森島 いや、悔しいとか、憧れていたとか、そういうのはなかったですね。年齢も違うからしょうがないなって(笑)。

―― その後、名古屋グランパスのU-15に入りました。どういうきっかけで?

森島 練習参加させてもらって、受かったんです。チームメイトには杉森考起(名古屋グランパス)、森晃太(ヴァンフォーレ甲府)、吹ヶ徳喜(ふけ・のりき/現阪南大。来シーズンの徳島ヴォルティス入りが内定)とか。みんな、うまかったです。みんな、めっちゃ考えてプレーしているなって思いました。

 監督も自分に合った方で、ここで戦術などを教えてもらいました。考えてプレーすることができるようになったのは、間違いなくグランパスのおかげですね。いい環境のなかで、うまいチームメイトと一緒にやって、自分もうまくなりました。

―― それなのに、名古屋をやめて、高校サッカーに行った。