福田正博のアジアカップ総括。「森保Jには優勝以外の目的があった」 (4ページ目)

  • 津金壱郎●構成 text by Tsugane Ichiro photo by Fujita Masato

 日本代表は、6月には20年ぶりに南米選手権に臨む。チームというのは「競争」と「一丸」を繰り返しながら成長していくもので、アジアカップでは一丸となって戦った選手たちは、南米選手権のメンバー招集まで競争が続く。3月と5月に2試合ずつの親善試合が予定されているが、アジアカップで成果を出した選手たちのレギュラーの座が保証されているわけではないだろう。

 冨安が台頭したCBには、吉田麻也(サウサンプトン)のほかに、昌子源(トゥールーズ)、植田直通(サークル・ブルッヘ)、三浦弦太(ガンバ大阪)がいて、さらには東京五輪世代には今冬から海外に移籍した板倉滉(フローニンゲン)や中山雄太(ズヴォレ)もいる。ボランチやサイドMFのポジションにもスタメンを取って代わろうという選手は多い。ここまで森保体制下では中心選手として起用されてきた南野拓実(ザルツブルク)にしても、香川真司(ベジクタシュ)が新天地で結果を残せば安泰とは限らないはずだ。

 2022年のW杯カタール大会という"目的地"へ向けて、森保ジャパンはブレることなく歩みを進めていってほしい。

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