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メンバー大幅入れ替えの森保J。
第3戦を「ガス抜き」にしてはならない (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 たとえば、ウズベキスタ戦で佐々木や室屋がアシストをマークしたとして、ラウンド16以降、彼らがレギュラー組に抜擢されることがあるのだろうか。ウズベキスタン戦を単にサブ組の"ガス抜き"ゲームにしないこと――それが、この消化試合のポイントだろう。

 一方、ウズベキスタンも日本と同様、2連勝を飾り、グループステージ突破を決めている。チームを率いるのは、かつてバレンシアやインテルを指導したアルゼンチン人のエクトル・クーペルである。クーペルもまた、「回復が必要な選手もいる。休ませることも考えたい」とメンバーの入れ替えを示唆している。

 バレンシアやインテル時代を振り返れば、どちらかと言えば守備的なチーム作りを進めていた印象があるが、今回の代表チームはスピーディなサイド攻撃を繰り出す攻撃的なチームだ。

 DFアンズル・イスマイロフやMFオディル・アフメドフといった、かつて日本と対戦経験のあるベテラン選手たちが健在であるうえに、トップ下のヤボヒル・シディコフをはじめ、2018年1月のU−23アジア選手権を制した黄金世代のメンバーも加わり、年齢のバランスもいい。このU−23アジア選手権のベスト8で森保監督率いるU−21日本代表は、ウズベキスタンに0−4の完敗を喫しているため、森保監督にとってはリベンジマッチでもある。

前述したように、クーペル監督はメンバーの入れ替えを匂わせており、となれば、ジュビロ磐田のMFファズィル・ムサエフ、今冬レノファ山口へ加入したDFドストンベック・トゥルスノフが先発する可能性も高い。とりわけ23歳のトゥルスノフは、ヨーロッパでも通用する逸材として山口の霜田正浩監督の評価も高い。Jリーグファンにとっては、トゥルスノフのプレーにも注目したい。

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