2018.11.16

森保ジャパンにとって重要な2試合。
堂安は「リベンジの好機」と発奮

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by Nikkan sports/AFLO

「リベンジですよ、リベンジ。あのときの選手も何人か来ると思いますし。ウルグアイにはリベンジしたので、次はベネズエラですね」

 今月のはじめ、フローニンゲンの堂安律は来るべき日本代表の11月シリーズを心待ちにしていた。

ベネズエラ戦でのリベンジに燃えている堂安律 一方、同じく20歳、シント・トロイデンの冨安健洋は、言葉の端々に無念さをにじませた。

「勝てない相手だとは思わなかったし、むしろ勝てたのに、まだまだ先に行けたのにと思うからこそ、悔しいです」

 若いふたりの脳裏に浮かんでいたのは2017年5月に韓国で行なわれたU-20ワールドカップである。南アフリカ、イタリア、ウルグアイという死のグループを1勝1分1敗の3位で突破した日本は、ラウンド16でベネズエラと顔を合わせた。

 グループステージで3ゴールを奪った堂安は、この試合では沈黙。冨安も相手のコーナーキックの際に、自身がマークしていた選手にヘディングで決められてしまう。これが決勝ゴールとなって日本は大会を去り、ベネスエラはその後、準優勝に輝くことになる。

 そのベネスエラのA代表と、11月16日に大分で対戦する。

 ベネズエラの来日メンバーには、昨年のU-20ワールドカップに出場した選手たち6人が名を連ね、そのときと同じラファエル・ドゥダメル監督がチームを率いている。

 あれから自分がどれだけ成長しているか――。堂安や冨安にとって、ベネズエラ戦は自身の力を測る格好の舞台となるだろう。

 むろん、チームにとっても重要なゲームであることは間違いない。

 9月から指揮を執る森保一監督と新生・日本代表にとって4年後のワールドカップに向けた第一関門と言うべきアジアカップUAE大会の開幕まで2カ月を切り、残されたテストマッチはベネスエラ戦と11月20日のキルギス戦の2試合しかないのだ。