実は用意周到だった森保ジャパン。
だが完勝は「いい船出」にすぎない (4ページ目)
「若い選手たちに、ロシアW杯組を蹴飛ばしてもポジションを取る、という勢いがありますね。いい意味での競争が生まれています。(カタールW杯では)35歳になりますが、おじさんと言われないようにやっていきたい」
ロシアW杯メンバーである槙野はこう洩らしている。これからの競争が新チームのうねりを生む。
森保ジャパンは、即席でも結果を出して初戦をものにした。今後はチームとしては破壊、再生を繰り返し、苦労して逞(たくま)しくなるべきだろう。年齢やプレースタイルにかかわらずに人材を登用し、競争原理を働かせ、強豪に立ち向かう、健全な強化が必要だ。
その先にのみ、ベルギー戦を超える強さは生まれる。
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