スペインの戦術家がガーナ戦の16選手を評価。「W杯で使えるのは?」 (5ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

【シャドー】

宇佐美貴史(先発、前半のみ出場)宇佐美貴史(先発、前半のみ出場)宇佐美貴史
3月のマリ戦と同様、フィニッシュまではいいものの、シュートは緩かった。大島からパスを受けての好機にしても、カウンターからの攻撃にしても、シュートそのものに可能性が感じられなかった。また、中盤をサポートできず、中に入るタイミングも周りとの呼吸が感じられなかった。

本田圭佑(先発、後半14分まで出場)本田圭佑(先発、後半14分まで出場)本田圭佑
3月の欧州遠征では戦術理解度の高さをあらためて証明したが、ガーナ戦はトップ下でかなり自由な動きを許されていた。原口の攻め上がりを誘うなど、いくつかチャンスを作った。FKは惜しかったし、CKの流れからの1対1でも決定機を作っていた。

岡崎慎司(後半14分から出場)岡崎慎司(後半14分から出場)岡崎慎司
後半に疲れの見えてきた本田に代わって出場し、攻撃は改善された。コンディションに問題があるようだが、戦術的にはとてもクレバーなアタッカーだ。

香川真司(後半から出場)香川真司(後半から出場)香川真司
後半からトップ下で出場。決定機を得るが、シュートは当たっていなかった。スモールスペースでのプレーに特長のある選手で、プレーの連続性とコンビネーションに優れているだけに、周囲と"感覚"が合っている時間はよかったのだが......。

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