岡崎が本田、長友とチーム再建を誓った4年前。当時と違いを示せるか

  

 西野朗監督が就任して初めての対外試合となる、『キリンチャレンジカップ2018』のガーナ戦が5月30日に行なわれます。その翌日には、ロシアW杯に臨む最終メンバーが発表されることもあって、非常に注目度の高い試合になりますが、私がとくに注目しているのはFWの岡崎慎司選手です。

最終メンバーに入り、ロシアW杯で前回のリベンジを狙う岡崎 photo by Getty Images最終メンバーに入り、ロシアW杯で前回のリベンジを狙う岡崎 photo by Getty Images 2008年、テレビ朝日に入社して間もない私が、初めてインタビューを担当したサッカー選手が岡崎選手でした。当時は清水エスパルスのエースとして活躍し、A代表に招集されるようになってきた時期。結婚して間もなかった岡崎選手が「奥さんに耳かきをしてもらう瞬間が幸せ」と話してくれた微笑ましいエピソードが、今も印象に残っています。

 岡崎選手は、日本代表では盛り上げ役、ムードメーカーのひとりで、時には"いじられ役"となってチームの雰囲気を明るくする存在。一方、プレーでは肝心な場面でビシッと決めてくれる頼もしいストライカーです。

 代表での通算ゴール数は、ガーナ戦に臨むメンバーのなかで最も多い50。そのことが、ゴールが欲しい場面での"勝負強さ"を証明しています。実績十分のFWとして、西野監督が「代えの利かない選手」と評するのも頷けます。

 しかし、昨年9月のW杯最終予選・サウジアラビア戦を最後に、岡崎選手は代表から遠ざかっていました。その原因について本人は「自分の思うようなプレーができず、確固たる地位が築けていなかった」と認めています。

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