2018.03.27

「南米の強豪国を相手に1勝2敗」の
森保ジャパンをどう評価すべきか

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 自分たちのペースでゲームを進めていながら、ミスからゴールを許し、悪い流れを断ち切れずに失点を重ねる様子は、2日前のベネズエラ戦をなぞるようだった。

「ミスを犯せばやられる。そこは必ずつけ込まれる。今日の試合も、前の試合もそうでした。勝負強さというのをもっと身につけなければいけないな、と思っています」

守備を固めるパラグアイのゴールは遠かった 試合後、森保一監督がまず言及したのも、まさにその点だった。若き日本代表は反発力を発揮できず、またしてもナイーブさを露呈してしまった。

 チリ、ベネズエラ、パラグアイと対戦するU-21日本代表・南米遠征の最終日。ここまで1勝(PK戦勝ち)1敗の日本は3月25日、地元のパラグアイと対戦した。

 最終戦のスターティングラインナップは、以下の11人である。

【GK】
小島亨介(早稲田大)
【DF】
中山雄太(柏レイソル)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
アピアタウィア久(ひさし/流通経済大)
【MF】
初瀬亮(ガンバ大阪)
森島司(サンフレッチェ広島)
坂井大将(アルビレックス新潟)
三好康児(北海道コンサドーレ札幌)
菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
三笘薫(みとま・かおる/筑波大)
【FW】
上田綺世(あやせ/法政大)

 過去2試合と同様、日本は狙いどおりディフェンスラインから攻撃を組み立て、パラグアイ陣内でゲームを進めていく。

 ビルドアップにおいて迷いがなく、”浮いている”シャドーやアウトサイドにボールを素早く届ける様子は、3-4-2-1のフォーメーションの特性やチームの狙いを全体で共有していることをうかがわせた。

 とりわけ好感が持てたのは、3バックの左に入った杉岡のプレーだ。ボールを持ち運んで相手のマークを剥がし、相手をおびき寄せてスペースを作る。簡単に預けるときと鋭い縦パスを狙うときのメリハリもよく、落ち着いてプレーしていた。

 ただし、最後さえやられなければいい、とパラグアイに見切られていたフシもある。