2017.09.06

サウジ戦でガタガタ。本田の去就より深刻な、
ハリルJのボランチ問題

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato

「45分限定で使った。トップコンディションでないことは分かっていた」と、述べたらしいが、では、なぜ使ったのか。本田を特別扱いしていることを証明する台詞である。トップコンディションの本田を見たのはいつ以来か。こちらの記憶が曖昧なほど昔だというのに、ハリルホジッチは本田は復活するものと信じている。

 残り試合を考えると、この45分が実にもったいなく見える。他の選手に出場機会を与えた方が得策。これが常識的な判断だ。見切りをつけるべき時は迫っている。

 本田の方は代わりがいる。本田が去っても、商業的にはいざ知らず、サッカー的には痛手はない。だが、長谷部の場合は現状、山口蛍しか代わりがいない。

 サッカーの中身にも直結する問題だ。本田より深刻なのは長谷部のポジション。長谷部では危ない。山口蛍では心許ない。バルサで言うところの「4番」のポジションを誰に任せるのか。ハリルホジッチの縦に速い抑揚のないサッカーそのものの問題を別にすれば、最大の改善ポイントはここだと思う。  

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