岡崎慎司が語るハリルJ「勝つためには今の戦い方は捨てられない」 (2ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 しかし、1トップで戦うことになれば、おそらく今後も大迫がファーストチョイスになるだろう。ハリルホジッチ監督が理想とするのはポストプレーヤーであり、ポゼッションと速攻を併用する日本のスタイルにも、前でしっかりボールを収めてくれる大迫のようなタイプのほうがハマるからだ。

「今回(の2試合では)、自分はサコ(大迫)がやっているプレーを参考にしたいと思っていた。そういう意味では、今日(タイ戦)は参考にしたプレーができていたんじゃないかなと思いますし、そこ(前線の中央)で逃げずに戦うことで、チームを助けられるというのも、今日よくわかった。まだまだですけど、1トップをもっとやりたいなぁって思ったし、(レスターでも)今ある現状にも耐えて、また代表で試合に出て、ゴールを取りにいきたいな、と思いました」

 岡崎は岡田武史監督時代、南アフリカW杯で"1トップ失格"のらく印を押され、本田圭佑(ミラン/イタリア)にポジションを奪われた苦い経験がある。今も、ポストプレーでは大迫を上回っているとは言えない。

 だが、タイ戦では体を張ってポストプレーをこなしつつ、裏のスペースや際どいところを狙い続けるという自分の得意なプレーでも勝負していた。ゴールとなったヘディングシュートは、まさにそのプレーの延長線上で得たものだ。敵DFと駆け引きしながら、わずかなスペースをニアサイドに見つけ、そこに体ごと突っ込んで決めた、岡崎らしいゴールだった。

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