近未来のなでしこ候補たちが大量得点。
日テレ・ベレーザがまず一冠 (4ページ目)
度々ケガに見舞われていた籾木が、今シーズンは未だ故障知らず。離脱することなく、チーム練習を積み重ねられていることも好調の要因のひとつだ。「これまでで一番と言っていいほどコンディションがいい」と笑うその表情に充実感がみなぎっていた。
決勝スコアラーの籾木、隅田だけでなく、4ゴールに絡んだ清水、長谷川は同世代。ベテランのお膳立てに頼るのではなく、若手だけでゴールをたたき出す場面も増えてきた。この世代のフィジカルとメンタルが、タイトルを狙うチームとしてフィットし始めたベレーザの勢いは止まらない。
中断されていたなでしこリーグは、今週末からいよいよ再開される。ここでも首位を走るベレーザ。カップ戦を制して身に着けたTシャツには阪口直筆の「まず一冠」の文字があった。カップ戦はあくまでも通過点。ベレーザの今シーズンの目標はリーグ戦、カップ戦、皇后杯のすべてを制すこと。彼女たちが見据えているものは女王の証である"三冠"なのである。
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