【なでしこ】経験者・大儀見優季が語る「ホームでの五輪予選の戦い方」 (4ページ目)
何より計算できないのは選手たちが“ホーム”に不慣れであることだ。国内での予選大会を戦った経験があるのは大儀見のみ。負けることが許されない環境で、大声援とプレッシャーに飲み込まれることの怖さを身をもって体感している大儀見は、今だからこそ冷静に向き合うことを忘れない。
「勝ちたいという気持ちは一度置いて、いつものように臨めば自分本来のパフォーマンスができる」
ホームの大声援は、味方につければ絶大な後押しに、飲み込まれてしまえば落とし穴になる。初戦のキックオフ後のそれぞれの1プレーでその効果は感じ取れるはずだ。数々の経験を積んだなでしこたちなら、きっとプラスへのスイッチを手繰り寄せることができるはず。戦局を占う重要な初戦。死力を尽くす戦いは29日にキックオフを迎える。
4 / 4