サッカー五輪予選・タイ戦のカギは「DFラインを上げられるか否か」 (4ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi  photo by AFLO

 一方で、タイは平均身長がそれほど高いわけではないため、北朝鮮戦での決勝ゴールを導いたセットプレーがなおのこと有効になる。コーナーキックから値千金の決勝ゴールを右足で叩き込んだ植田が「次の試合も僕が出たら、セットプレーから得点を決められるようにしたい」と力強く宣言すれば、そのゴールをアシストした山中も、北朝鮮戦では2種類のコーナーキックのパターンを披露したことを明かし、「あと8パターンあるので(笑)、小出しにしていければと思います」と語った。

 いずれにしても、コンパクトな陣形からスピーディーな攻撃を仕掛けてくるタイは、北朝鮮とまったくタイプの異なるチームなのは間違いない。勝てば決勝トーナメント進出に大きく近づく2戦目は、柔軟な対応力も求められることになる。

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