ドルトムントで絶好調の香川真司が、日本代表で輝けない理由 (3ページ目)
61分には自ら得点を決め、結果は3-0に。シンガポールが4-0で勝った相手、つまり日本は後々の得失点差を考えても大量得点で勝利したかった相手に対して、物足りない勝利に終わった。
いつもであれば自身の得点に満足感を示す香川だが、この日は「勝てたことに対してはほっとしている」と、厳しい表情を崩さなかったのが印象的だった。
得点と勝利に固執し、「硬くなってしまった」ことが低パフォーマンスの一因ではあるだろう。他の選手たちからも、「負けるわけにはいかない」という精神的なプレッシャーは感じられる。だが、それさえ払拭されれば良いのだろうか。
あるいはドルトムントでの香川に見られたように、起用法を少し変えることでパフォーマンスががらっと変わる可能性もあるのではないか。いずれにせよ香川のパフォーマンスは日本代表の行く末を左右するだろう。
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