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代表OBたちは「アギーレの後は日本人監督」と言っている (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yamazoe Toshio

福田正博氏(解説者/元浦和レッズコーチ、元日本代表)
「日本代表監督は、できれば日本人のほうがいいと思う。外国人監督だと、やはりコミュニケーションがうまくとれない状況が出てくるからだ。身近なところで言えば、例えばアジアカップ準々決勝のUAE戦(1-1/PK4ー5)。左サイドバックの長友佑都が負傷した際に、日本人監督であれば、もっと早く手を打つことができたと思う。言葉が通じるし、柴崎岳が右サイドバックもできることを知っていたはずだからだ。結果論ではあるが、あの試合はそこがポイントだった。あそこで後手を踏んだことが、勝敗を分けたと思っている。

 日本人監督の候補を挙げるなら、Jリーグで結果を出している人で、ガンバの長谷川監督、グランパスの西野監督、サンフレッチェ広島の森保一監督(46歳)などはすごくいいと思う。かつて五輪代表を率いてきた松本山雅FCの反町康治監督(50歳)や、ジェフユナイテッド千葉の関塚隆監督(54歳)もいい。とりわけ、反町監督と関塚監督は、下位のチームを上位に引き上げる手腕がある。いい意味で"弱者の戦い"ができる指揮官。世界を舞台にしたときに、綿密な戦略を立てて、日本人の良さを引き出してくれると思う」

 その他、3人の識者は「世界を知る」外国人監督のほうがいいという意見だった。

望月重良氏(SC相模原代表/元名古屋グランパスなど)
「オシム監督、トルシエ監督、アギーレ監督のような、自分のサッカースタイルを持っていて、それをきちんとチームに落とし込める監督がいいと思う。選手たちをグイグイ引っ張っていくリーダーシップがあって、ある種のカリスマ性を持っていることが大事。言われたことを忠実に実践する日本人の性格からして、そういう監督のほうが合っているし、日本の良さが発揮されやすいと思っている」

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