鈴木大輔が回顧。「今年一番悔しかったブラジル戦」 (6ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Getty Images Sports

「偉大な選手たちとの“立ち合い”の数々が、俺を成長させてくれたのさ」

 プジョルの言葉である。

 鈴木は駆り立てられるように、一途に前に進む。自らの可能性を疑わずに。打ちひしがれる試練は望むところだ。

「可もなく不可もなく、みたいな感じで、俺はいたくないんですよ。自分は悔しさがあるからこそ上に行ける選手だと思うから。ちんちんにされるという経験は、全然ウェルカムなんですよ」

 彼は大真面目な顔をして言った。

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