浦和と岡山湯郷が首位決戦。週末はなでしこリーグが熱い

  • 早草紀子●文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

宮間あやを中心に若手が成長を遂げている岡山湯郷ベル宮間あやを中心に若手が成長を遂げている岡山湯郷ベル【なでしこリーグ順位】
勝ち点/勝敗/得点/失点/得失点
浦和        29/9勝2分け2敗/26/9/+17
湯郷ベル     29/9勝2分2敗/26/18/+8
日テレ      26/8勝2分け3敗/28/10/+18
新潟L      23/7勝2分け4敗/22 /14/+8
ジェフL     22/7勝1分け5敗/22/18/+4
I神戸       20/6勝2分け5敗/23/14/+9
ベガルタ仙台 20/6勝2分け5敗/21/13 /+8
伊賀FC    9/2勝3分け8敗/18/25/-7
AS埼玉   7/2勝1分け10敗/19/39/-20
10 吉備国大  1/0勝1分け12敗/10/55/-45

 なでしこリーグが近年まれにみる大混戦となっている。

 現在、首位を走るのは開幕から好調な浦和レッズレディース。5月に行なわれたアジアカップによる中断期間を挟むことで、それまでの流れをキープできるか懸念されていた。

 浦和からは後藤三知、吉良知夏ら5名がなでしこジャパンに招集されたが、「代表での経験をチームに持ち帰りたい」と口にしていた面々がアジアカップ制覇後、チームに凱旋すると、その言葉通り新たな風を引きこんだようだ。若いチーム構成であればあるほど、対戦2巡目に勢いを持続させるのは難しいことだが、粘りが生まれた浦和は、僅差勝利と引き分けをつないで首位を死守している。

 効いているのは、前半戦に見せた超攻撃的サッカーで稼いだゴール数だ。2位につける岡山湯郷ベルとは、勝ち点29、9勝2敗2分と星も並ぶが、得失点差17(湯郷は8)と湯郷を大きく上回っている。

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